青い鳥文庫 『名探偵 夢水清志郎』シリーズ20周年記念
はやみねかおる先生×朝井リョウ先生トークショーに参加させていただきました。
子ども時代を振り返ってみても
ムーミンシリーズと、今は絶版のリンドグレーンのエーミールシリーズ(!!)
くらいしか記憶にないという、
かなり特殊な青い鳥文庫読者の私でも、
青い鳥文庫が最近の子どもの読者に熱烈な支持を受けている
という事は知っています。
はたしてどんなところに、子どもたちがひきつけられるのかを
知りたいなと以前から思っていました。
はやみねかおるさんは、そんな私でも名前だけは知っているトップ作家の1人。
また対談相手の朝井リョウさんは、直木賞を受賞した『何者』をはじめ、
店長が最近注目している作家の1人。
しかも朝井さんは小さい頃からはやみねさんの本を読んで育ったそうで
そんなおふたりのトークショーはとても興味深かったです。
トークショー前半は朝井さんが自ら用意していらした手書きのフリップを使っての
名探偵シリーズの全巻解説をもとに、時には質問したり制作秘話をうかがったり・・・
ここでは朝井さんが「はやみねかおるファン」ならではの
熱心さでお話されているのがなんとも微笑ましかったです。
私は1冊も読んだことがないので、完全に蚊帳の外状態でしたが
こんなにも子どもたちが熱心に支持しているシリーズならば
こんど1冊は読んでみようかなという気持ちになりました。
後半は会場の参加者からの質問に答えて
それぞれの制作過程の様子や子どものころのおはなしなどを聴くことができました。
なんといっても、参加されているお子様たちの熱心さに感動。
質問ともなると、みんな本当に熱心に挙手をして積極的に質問していました。
本当にはやみねさんのおはなしが好きなんだな~という気持ちが
見ているだけで伝わってきました。
将来、作家になりたいと思っているという子もたくさんいました。
ここにいる子どもたちが、このまま本を好きなまま成長して
朝井さんの作品やYAなどを読むようになってくれるのかな~と思うと
少し安心です。
また、今、本を身近に感じているのであれば
成長していく過程で様々な楽しい読書体験を繋げていく手助けが
少しでもできるように
まわりの大人や書店や出版社など、子どもと本に関わる人々が
頑張らなくてはいけないなと感じることもできました。
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