4月・5月、続けて教文館9階にあるウェンライトホールで
こぐま社の50周年の展示、偕成社80年の展示が開かれていました。
こぐま社と偕成社は、どちらも児童書出版社としては老舗です。
私自身も子どもの頃から今まで、お世話になった本が沢山!
この2つの展示に行ってきましたので
その様子を少しだけお伝えしたいと思います。
今回は『偕成社創立80周年展』について。
エレベーターに乗る前のフロアのショーウィンドウがこちら。
大きな本のオブジェと、偕成社の本に出てくるキャラクターが所狭しとひしめき合っていました。
「本の中には友だちがいっぱい」ってとても良いキャッチフレーズですよね。その通りだと思います。
そして、到着した会場の中に入ると
まず目に飛び込んでくるのが、
ノンタンのお誕生日ケーキ。
偕成社と言えば「ノンタン」シリーズを真っ先に
思いだす人もいるくらい、人気のノンタン。
恥ずかしながら、私はノンタンにあまり詳しくないので
すぐにはぴんと来なかったのですが
このケーキはノンタンのおたんじょうび』に登場する
ノンタンケーキなんだそうです。
私が会場を訪れたときには
可愛い姉妹がケーキの前でニコニコ嬉しそうに撮影していました。
ノンタンと同じくらい偕成社の顔ともいえる
大人気の絵本「はらぺこあおむし」のコーナーも
ありました。
あおむしが食べたくだものを模した
くだもののトンネル。
あおむしが食べた穴が、
ちょうど良い具合に子供が通り抜けられるサイズ。
あおむしになって、穴を通り抜けて遊んでいる
子どもたちが本当に楽しそうでうらやましかったです。
その他にも、かこさとしさんのコーナー、
創立80周年記念出版「世界のともだち」シリーズのパネルなどのコーナーがありました。
こうして、本の中で出会っていたものが
実際に立体物に子どもにとってはとても刺激的な体験になると思います。
本の世界と自分との距離感が一気に縮まるような感覚がするのではないでしょうか。
絵本には絵本の平面ならではのよさ、想像して楽しめる余白があり
それが本ならではの魅力だと思うのですが・・・
こうして、本の世界への距離をグッと縮めるような体験によって
子どもたちが、今までよりもっとその本の世界を好きになってくれると嬉しいですね。
両方の楽しみを知っていれば、世界が広がるのかなと思いました。
こぐま社の展示同様、
こちらもこれまでの出版物がずらりとならんでいるコーナーが。
偕成社は出版点数がとても多いのでさすがに全作品ではなく
1960年~2000年代に出版した主要な本が壁一面に展示してありました。
懐かしい本がいっぱ~い!
知らない本も意外と沢山あって、新しい発見もありました。
絵本から児童書まで、様々な年代でお世話になったな~。
どの時代でもヒット作を出しているのは凄いなと改めて思いました。
最終日、滑り込みで会場にたどり着いたので、
ややあわただしい鑑賞になってしまいましたが、
楽しく見ることができました。
これから、どんな本が出版されるのかも楽しみですし、
素敵な本を大切に残していってくれることを願っています。
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