ピーターラビット展

8/9から10/11まで、東急文化村ザ・ミュージアムで開催していた、

ビアトリクス・ポター生誕50周年『ピーターラビット』展へ行ってきました。

 

かなり宣伝もしていましたし、大規模な原画展という事で、開催を知った時から楽しみにしていた展示でした。

前売り特典があったり、オープニングセレモニーがあったり・・・近年、稀に見るピーターラビットへの注目度だったのではないでしょうか。

 

私も、当然のように前売り券を購入して楽しみにしていたので、観に行くことができて良かったです。

 

 

 

展覧会期間中は、東急百貨店にピーターラビットがいっぱい♪

ショーウィンドウの飾り付けも素敵でした。…物欲が刺激されてしまいますね・・・

ピーターラビットの原画を初めて見たのは〇年前に、日本でポターの原画展が会った時に観に行った時です。

入場までにひたすらならんだこと、薄暗い中で人の頭の間から必死で原画を見たこと、そんな大変な思いをしたものの、ず~っと親しんできた絵本の原画を直に見れたことを子どもながらにとても感動したこと・・・などが思いだされます。

 

今回は日本初の大規模な原画展ということで、その時よりさらに多くの原画を観ることができました。

 

私は2回、訪れることができたのですが

開催直後に訪れたときは、人もまばらで

「こんなに近くでこんなにゆっくり見ても良いの??」と思ったくらい。

 

2度目に訪れたときには、既に会場内がかなり混雑している状態だったので、

ゆっくり見ることができたのは、かなり贅沢な時間だったようです。

作品リストを改めて見てみると・・・

絵本のピーターラビットシリーズの原画、

グリーティングカード用に書いた原画、

暗号日記、絵手紙、スケッチなどなど、とっても充実した展示内容。

 

少女時代のポターを思わせる、繊細で正確な隙のないデッサンから、作品によっては意外に書き込んでいない絵本の原画、完成度の高いグリーティングカードなどなど・・・様々な方向からポターの絵の魅力に触れることができました。

特に絵本の原画は、絵本で見ているときはあまり意識したことがなかったのですが

今回の展示で、年代に限らず、

作品によってかなり書き込み具合が違っているということに気がつき、

改めて絵本でも確かめたくなりました。

もちろん、グッズ売り場も大盛況でした。

ブルーの表紙の公式図録は1冊の本のようでとっても素敵でした。

それ以外にも、小さいものから大きいものまで様々な商品がありました。

 

展覧会限定品も色々あり誘惑されましたが・・・

私がいちばん気に入っているのは

前売り券購入特典のプチプレートです。

(ピンバッチかプチプレートがセットにできる特別前売り券というのがありました)

後ろにはビアトリクスポター150周年のマークもちゃんと入っていましたよ🎵

日本ではなぜか「可愛いウサギのお話」と思われている節のあるピーターラビットシリーズ。

実際に絵本を読んで、イメージが違って驚く方も多いかもしれません。

ピーターラビットのシリーズは、決して素直にカワイイ!という世界観のお話ではないからです。でも美しいイラストと、少しビターでシニカルなお話、その両方があの小さな本の中におさまっているのがポターの絵本の魅力だと思います。

子どもには少し難しい…と思うかもしれませんが、子どもは子どもなりの理解をし、楽しさを見つけるものです。実際、私は小さい頃から、この絵本が大好きで暗記するくらい読んでもらいました。今でもピーターラビットのおはなしの最初のページはそらで言えるくらいですから、

相当読み込んでもらったのでしょう・・・

 

キャラクターから入っても、アニメから入っても・・・入り口はどこでも構わないのですが、

多くの人が絵本の世界にも触れてくれたら良いなと思った展覧会でした。

 

この展覧会は、これから全国を巡回するようです。次回は福岡だそうですよ~