先日のことになりますが『童心社60年展』に行ってきました。
松屋の側から見るとどどーんとこんなに大きな看板が!「いないいないばあ」のくまさんがお出迎えしてくれます。
展示会場には童心社の。
『いないいないばあ』『のせてのせて』『おさじさん』など懐かしいあかちゃんえほん。
『14ひきのとんぼいけ』『くれよんのくろくん』『へいわってどんなこと?』という6つの絵本の原画、複製原画が展示されていました。
『いないいないばあ』は複製原画という事ですが、その他の絵本は原画の展示です。
あかちゃんえほん3作はロングセラー中のロングセラーですので、大人も懐かしのではないでしょうか。私は、小さい頃から食いしん坊だったので特に『おさじさん』がお気に入りでした。
1月に高崎えほんフェスティバルでも展示されていましたが、『のせてのせて』『おさじさん』は淡い色合いの絵本なのに保存状態がとてもよく、色もきれいで改めて感心しました。しかも2冊とも1969年初版の絵本…すごいですね~
14ひきシリーズの『14ひきのとんぼいけ』は原画だけではなくスケッチや、作者のいわむらさんが参考にした自然の光景の写真パネルなどもありました。
実際に、自然をよく観察して絵を描いているんだなあという事がとてもよくわかる展示でした。
「とんぼいけ」なので池の場面が多いのですが、絵本で見る以上に原画は透明感があり、涼やかでした。
外はまだまだ寒かったですが、ここだけ夏のような清涼感…
『くれよんのくろくん』は原画と共に、試作品も置いてありました(コピーだったようです)
絵本になっていくまでのプロセスをちょっとだけ見せていただくことができるのは、わくわくしますね。
「日・中・韓 平和絵本」シリーズの『へいわってどんなこと?』の展示もありました。
「日・中・韓 平和絵本」シリーズは、
3つの国12人の絵本作家たちの、国の違いを超え、相互理解と痛みの共有をという熱い思いのこもったシリーズです。
童心社の絵本をあかちゃんに読んであげているお父さんお母さんが、またあかちゃんが大きくなったら、こういう絵本も手に取ってくれますように・・・
その他にも子どもが写真を撮ってもらえる撮影スポットがありました。
私は大人なので撮影は控えましたが、小さい子がここで写真を撮っている様子はとても可愛らしくほほえましく、暖かい空間でした。
この他には童心社の本を読むことができる読書スペースがあり、こちらは親子で熱心に読書している方々が・・・懐かしい本もたくさん!普段、書店店頭ではなかなか見ることができない沢山の紙芝居もありました。
1つの出版社の刊行物をまとまって見ることのできる機会はなかなかないので、
それぞれの出版社のカラーが出る、こういう展示はなかなか面白いですね~
最後に童心社のみなさま60周年おめでとうございます。
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