「シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン」展

松屋銀座で開催していた

「シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン」展に行ってきました。

 

ミッフィーの作者であり絵本作家のブルーナさんのデザイナーとしての側面を

フューチャーした展覧会。

私の大好きなブラック・ベアがメインビジュアルに使われており、

すでに入り口で興奮・・・たくさん写真を撮ってしまいました。

 

グラフィックデザイナーとしてのお仕事も沢山残しているブルーナさん。

ペーパーバックのデザインなどではミッフィーの絵本の世界とは、ひと味違う魅力を見せています。

「シンプル」でありながら、ユーモアやセンスが滲み出るデザインは絵本と共通していますが

大人向けのペーパーバックのシリーズのデザインやポスターには、絵本では使わない色「黒」を多用しています。その「黒」の使い方が、本当に見事。

絵本では暖かな雰囲気全開!なのが、

途端に洒脱な大人な雰囲気になって、どれもこれもとっても格好いい!!!

黒を使うことで、シャープさやミステリアスさを醸し出したり、独特の色づかいを引き立たせたり…

絵本では使わない分、それ以外では存分に黒の魅力を楽しんでいたのではないのかな~なんて思って見ていました。

 

今回の展示でには、初公開のブラック・ベアの絵本も展示されていました。

ブルーナさんは亡くなる前の2011年「de beer is dood」(仮邦題:クマくんがしんだ)という絵本を創作していたそうで、「ブルーナさんが亡くなったら公表しよう」ということで大切に保管されてきてたとのこと。

今年の2月16日にブルーナさんが逝去され、今回の展覧会が初お披露目ということで貴重なものを見れました。

(急遽だったからなのか、版権の関係なのか、残念ながら

こちらの展示には日本語のキャプションがついていなかったので

文章の方は、拙い英語力をかき集めて解読しました・・・。)

 

他にも日本のデザイナーが

ブルーナ作品からインスピレーションを受けた新作を展示していたりして、

ブルーナさんは亡くなってしまいましたが

作品に遺してくれたものは、今後も繋がっていくんだなと思う事ができ

寂しい気持ちが少し晴れました。

グッズ売り場は、相変わらず(?)誘惑の塊でした。

ミッフィーグッズも可愛いけれど、ブラック・ベアのグッズとなると

普段あまりない分、欲しいものも増えるという・・・

会場限定のグッズも大層、魅力的で大変に危険な場所でした。

デザインとして優れているので、グッズにしても素敵に決まってますよね~

 

ということで、大満足の展覧会でした…が、

東京での開催期間はもう終了してしまいました。

次は5月13日(土〜7 月2 日(日) まで福岡の三菱地所アルティアムで

開催するそうです。

アルティアム、とても素敵な会場で好きです♪

こちらは期間が長いので、お近くの方、福岡に行かれる予定のある方、

おすすめですよ~!!