先日、来月のブッククラブの方の本を用意しているときのことでした。
久しぶりに『しずくの首飾り』(ジョーン・エイキン/作 岩波書店)を手に取りました。
『しずくの首飾り』は幼い頃からの愛読書のひとつです。
ピアンコフスキーの美しい表紙を見て「ああ、何度も読んだな~すごく面白かったな~」と、改めてこの本の良さを噛みしめていました。
しかし、調べてみたら、同じエイキンの『海の王国』は品切れ重版未定になっていました・・・悲しい。
『しずくの首飾り』も、いまでは専門店や児童書に力を入れているお店ならば置いてあるかもしれませんが、なかなか大型書店の棚では見つけられない本になりつつあるかもしれません。
お店の売り場のスペースには限りがあるし、毎月毎月新しい本は出版されています。
好きな本、お勧めしたい本、読み継がれていってほしい本はたくさんありますが、限られた場所の中で常に面陳することは難しいことです。
実際のところ、ちいさいおうちでもこの本は面陳ではなく
棚差しで置いてあります。
でも、おすすめしたい気持ちは満々なんです。
・・・という、自分の中の葛藤を少しでも昇華させられないかと思い、
こちらのブログで「埋もれてしまいがちだけど、
とてもいい本なので少しでも興味を持ってほしい本」を紹介することにしました。
ただでさえ更新がまちまちなブログですが、
こちらも不定期更新で細々と続けたいと思いますので、よろしくお願いします。