なかなかクリスマスの新刊が出ない(ような気がする)昨今ですが、やはりこの季節にはクリスマスの絵本を読みたくなりますよね。
ちいさいおうちのブッククラブの会員様にお配りしている
『ブッククラブ新聞』も今回のテーマはクリスマス。
おすすめのクリスマスの本を国ごとにご紹介し、大好評だったので(身内にですが)、こちらでも何冊かご紹介させていただきます。
今日は北欧編。
まずはサンタクロースの国、フィンランドの
『サンタクロースと小人たち』
(マウリ=クンナス/作 いながきみはる/訳)
ちいさいおうちで大定番のクリスマス絵本です。
サンタクロースの国ではたくさんのサンタクロースと小人たちがクリスマスの用意をしています。
生活や仕事ぶりが描かれているのが楽しくて、
大人も子どももサンタクロースの国へ行ってみたくなっちゃいます。
スウェーデンのクリスマス絵本といえば、
やっぱり大好きなアストリッド・リンドグレーンの作品を
おすすめしたいと思います。
『ロッタちゃんとクリスマスツリー』
(イロン ヴィークランド/絵 やまむろしずか/訳)は、おてんばな女の子への
クリスマスプレゼントにぴったり。ヴィ―クランドの絵もたっぷり味わえます。
『エーミルのクリスマス・パーティ』
(ビヨーン ベリイ /絵 さんぺいけいこ/訳)は、いたずらっこエーミルの
クリスマスのお話。いつもエーミルのまわりでは騒動ばかり…
もちろんクリスマス・パーティでも騒動が巻き起こります。
『雪の森のリサベット』
(イロン ヴィークランド/絵 石井 登志子/訳)は、
特に絵本から読み物へ移行する頃の女の子におすすめしています。
姉妹のマディケンとリサベット、どちらの気持も丁寧に描かれていて
しみじみ素敵なお話。
最後にご紹介するのはデンマークの国民的作家、アンデルセンの『モミの木』にマリメッコのデザイナーがイラストを描いた、とてもとても美しい絵本。
(サンナ・アンヌッカ /絵 小宮由/訳)
布張りの装丁も素敵で、1枚1枚がポストカードのような完成された美しさ。
大人へのクリスマスプレゼントにおすすめです。