この季節にはやっぱりクリスマスの絵本①

なかなかクリスマスの新刊が出ない(ような気がする)昨今ですが、やはりこの季節にはクリスマスの絵本を読みたくなりますよね。

ちいさいおうちのブッククラブの会員様にお配りしている

『ブッククラブ新聞』も今回のテーマはクリスマス。

おすすめのクリスマスの本を国ごとにご紹介し、大好評だったので(身内にですが)、こちらでも何冊かご紹介させていただきます。

今日は北欧編。

Ⓒサンタクロースと小人たち
Ⓒサンタクロースと小人たち

まずはサンタクロースの国、フィンランドの

『サンタクロースと小人たち』

(マウリ=クンナス/作 いながきみはる/訳)

 

ちいさいおうちで大定番のクリスマス絵本です。

サンタクロースの国ではたくさんのサンタクロースと小人たちがクリスマスの用意をしています。

生活や仕事ぶりが描かれているのが楽しくて、

大人も子どももサンタクロースの国へ行ってみたくなっちゃいます。

スウェーデンのクリスマス絵本といえば、

やっぱり大好きなアストリッド・リンドグレーンの作品を

おすすめしたいと思います。

 

『ロッタちゃんとクリスマスツリー』

(イロン ヴィークランド/絵 やまむろしずか/訳)は、おてんばな女の子への

クリスマスプレゼントにぴったり。ヴィ―クランドの絵もたっぷり味わえます。

 

『エーミルのクリスマス・パーティ』

(ビヨーン ベリイ /絵 さんぺいけいこ/訳)は、いたずらっこエーミルの

クリスマスのお話。いつもエーミルのまわりでは騒動ばかり…

もちろんクリスマス・パーティでも騒動が巻き起こります。

 

『雪の森のリサベット』

(イロン ヴィークランド/絵 石井 登志子/訳)は、

特に絵本から読み物へ移行する頃の女の子におすすめしています。

姉妹のマディケンとリサベット、どちらの気持も丁寧に描かれていて

しみじみ素敵なお話。

 

Ⓒモミの木
Ⓒモミの木

最後にご紹介するのはデンマークの国民的作家、アンデルセンの『モミの木』にマリメッコのデザイナーがイラストを描いた、とてもとても美しい絵本。

(サンナ・アンヌッカ /絵 小宮由/訳)

布張りの装丁も素敵で、1枚1枚がポストカードのような完成された美しさ。

大人へのクリスマスプレゼントにおすすめです。