ウィリアム・モリス 英国の風景とともにめぐるデザインの軌跡展

上田市立美術館サント・ミュゼで

9月8日から11月11日まで開催していた

『ウィリアム・モリス 英国の風景とともにめぐるデザインの軌跡展』に行ってきました。

 

またしても既に終わっている展覧会ですみません。私も開催期間に滑り込みで行ったので…

 

充実した内容でとても素敵な展示でしたので

感想を少しだけ。

今回、初めてサント・ミュゼに行ったのですが、

まず施設がとてもきれいなのにびっくり。

広々とした素敵な空間で、とてもゆったりと展示を観ることができました。

 

モリスのデザインのインスピレーション源となった英国の風景が、写真・映像によって紹介され、そこで生まれたテキスタイル・壁紙・家具・書籍など約100点の作品が展示されていて、見ごたえがありました。

 

 

今回の展示は何といっても、壁紙やテキスタイルをたくさん観ることができたのが嬉しかったです。

 

いまやモリス柄は雑貨や洋服、インテリア…様々なところで見かけますが

壁紙のような大きなサイズのものを一度に見れたり、色違いのパターンをならべて見れたりする機会はあまりないので、それも楽しかったですし、

織物や布は質感も含め、実際に間近で見ると印象がまた少し変わり、

新しい魅力を発見できました。

 

実際に、モリスや家族が住んでいた部屋の再現などもあり、立体的に魅力を感じることができ、作品の多彩さにも改めて舌を巻きました。

 

彼の愛した風景を映像で辿っているのですが、それを見ると、

イギリスの風景が彼のインスピレーションの源だったこと

それ故に植物や動物がモチーフになっているものが多いのだということが

自然に理解できます。

 

Ⓒウィリアム・モリス 英国の風景とともにめぐる デザインの軌跡
Ⓒウィリアム・モリス 英国の風景とともにめぐる デザインの軌跡

展覧会のパンフレットもとても読み応えがあり、

これはモリス好きにはお勧めの資料になるな~と思っていたところ、梧桐書院から出版されていました。

 

会場で展示されている写真や映像を手掛けている真家・織作峰子さんによる英国の田園風景もたっぷり収録されているので、

モリスを巡る旅の参考資料にもなりそうです。

モリス好きの方はぜひ。

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何といっても『100枚レターブック』と

『ウィリアム・モリス - クラシカルで美しいパターンとデザイン-』です。

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